甘いかぼちゃ煮が苦手なら、だし汁でほっこりと煮る方法がおススメです。煮小豆を作っておけば、簡単に出来上がります。一年で最も夜が長くなる冬至。太陽の力が弱まるこんな日は、栄養のあるかぼちゃで寒さを乗り切りましょう。
煮小豆の作り方
ぜんざいや餡子作りにも役立つ煮小豆。渋抜きのひと手間で小豆がグ~ンと美味しくなります。
年末に多めに作ると、濾して餡子餅にも大活躍!
材 料
小豆 | 400g(かぼちゃ煮だけに使うなら50gくらい) |
水 | 800㎖(小豆に対して2倍の量) |
作 り 方
1. | 小豆を水洗いして、水気をとる。 |
2. | 中火☛温めたフライパンで2分乾煎りする。 (小豆の渋みを取ってくれる) |
3. | 中火☛鍋に小豆と小豆の2倍の量の水を入れ、ひと煮立ちさせる。 弱火☛弱火にして蓋をし、水分がなくなるまで煮る(30分~45分くらい)。 |
洗って水けをとった小豆を、中火のフライパンで2分乾煎りします。
鍋に乾煎りした小豆と2倍の量の水を入れ、沸騰させます。
沸騰したら弱火にし、蓋をして煮ます。(煮汁がこぼれるので、ふきんを置いています)
焦げないように混ぜながら、水分がなくなるまで30分~45分程度煮たら出来上がり。(軽くつぶして芯がない程度)
煮小豆が冷めたら、ジッパーに入れ冷凍します。
ぜんざいやあんこを作る時にも大変重宝です。
冷凍で概ね1ヶ月くらい、それ以上保存すると臭いがついて風味が悪くなります。
簡単「冬至かぼちゃ」のいとこ煮
材 料 ・ 調 味 料
かぼちゃ | 1/4個 |
煮小豆 | 100g |
濃いだし | 200㎖ |
みりん | 大さじ2 |
醤油 | 大さじ1 |
作 り 方
1. | かぼちゃは種をとり、一口大の大きさに切る。 (角を切って面取りすると、煮崩れしにくい) |
2. | 中火☛鍋にかぼちゃと煮小豆を入れ、ひと煮立ちさせる。 弱火☛火加減を弱火に、落し蓋をして5分煮る。 |
3. | 弱火☛みりん・醤油を入れ、更に5分煮て出来上がり。 |
煮汁が少ないので、小さめの鍋を使います。
かぼちゃを並べてすき間がない程度。
煮汁が少くなった時は、お湯をたして煮てください。
茅乃舎だし 濃いだし作り
材 料 ・ 作 り 方
1. | 茅乃舎だし(1袋)・水(250㎖) |
2. | 鍋に水とだしを入れ、だし袋を揺らす。 中火☛中火にして沸騰させる。 中火☛煮立ったら2分加熱してだし袋を取り出して出来上がり。 |
濃いだしは、沸騰してから中火で2分加熱すると200㎖程度になります。
濃いだしなので煮汁が少ない時は、薄めて使っても十分にだしを活かせます。
冬至かぼちゃのいとこ煮 コラム
かぼちゃは栄養があるため、寒さを乗り切る栄養素としては満点の野菜です。
「なぜ」小豆と炊き合わせたか?ですが
魔除け?という説も・・
小豆の赤い色から太陽や火・血などを象徴し、邪気をはらう霊力があるとか。
そして、「なぜ」いとこ煮と言うのか?
めいめい煮る→姪→父母の兄弟姉妹の子供→いとこ
おいおい煮る→甥→ 同じ →いとこ
まあ、小豆は先に下茹でしないと、硬いですからね(^^)
冬至にかぼちゃ煮を食べるなんて、若かりし頃は考えもしなかったものです。
そう言えば、冬になると母が作ったかぼちゃを食べていたような・・
「節目の物を作って食する」そんなことが気になる年になったんですね(^^)
私は甘いかぼちゃ煮が大好きなのですが
作っても夫は甘いかぼちゃ煮は食べません。
砂糖を使わず、だし汁で仕上げたので別の煮物のようですが
「昔と同じ」が必ずしも良いとも限らず・・
かぼちゃが苦手な夫も食べてくれる一品です。