お節の彩にも使える銀杏。イチョウの大木から銀杏を拾い、処理から銀杏ご飯・銀杏の油漬けを作りました。もっちりとした銀杏の食感が、やみつきになります。
銀杏の下処理
- 手順1銀杏の実を剥く
使い捨てのビニール手袋を用意します。
イチョウの木から銀杏が落ちて実が柔らかくなると、つまむように押すと種が取り出せます。
拾い集めた銀杏はかなりの異臭なので、パンの袋に入れて集めます。(袋をキッチリと閉じると、異臭が防げます) - 手順2銀杏の天日干し
種に付いた銀杏の実を洗い落とします。(出来れば外で洗うのがおススメ)
綺麗に洗った銀杏を、ザルなどに広げ2日ほど天日干しします。(この状態で保存することも出来ます) - 手順3硬い皮を剥く
専用の器具がないときは、金槌を使います。
種の合わせ目を、軽く叩くようにして割れ目を入れます。
後は、割れ目から手で剥いていけば、外皮がとれます。
銀杏 湯むき処理
- 手順1茹でる
銀杏を中火で2分程茹でます。
すくい網でなでるようにこすっていくと、半分くらいの銀杏の薄皮が剥けます。 - 手順2残りの薄皮
残りの薄皮は、お湯が冷めないうちに手で剥いていきます。(冷めると剥きにくくなります)
銀杏ごはん 作り方
材 料 ・ 調 味 料
米 | 2合 |
だし汁 | 2カップ |
銀杏(薄皮を剥いたもの) | 80g |
舞茸 | 50g |
塩 | 小さじ1弱 |
- 手順1だし汁作り
袋のだしパック(2袋)を水500㎖で、中火3分程煮たてます。
- 手順2米を研ぐ
米2合を研いで、ザルにあけます。
- 手順3炊く
米に、冷めただし汁(釜の分量に合わせ)・塩(小さじ1弱)・剥いた銀杏・割いた舞茸を入れて炊飯して出来上がり(^^)
銀杏の油漬け 作り方
材 料 ・ 調 味 料
銀杏 | お好みの量 |
サラダ油・オリーブオイル | 適量 |
- 手順1銀杏の準備
・硬い皮を剥いた銀杏が、少し頭を出すひたひた程度のサラダ油で揚げる。
(150度程度でゆっくりと)
・気泡が出てきたら、すくい網でなでるように押し付けると薄皮が剥ける。
・ペーパーなどに銀杏をあげ、取れなかった薄皮は、使い捨てビニール手袋を使い剥いていく。(軽く押すと剥けます) - 手順2ビンを準備
密封状態にすると、1年以上は長期保存できます。
ビンを熱湯で10分煮沸して使います。 - 手順3瓶詰
ビンに薄皮を剥いた銀杏を入れ、オリーブオイルで銀杏が空気に触れない程度まで入れて保存します。
銀杏 コラム
もっちりとした食感がたまらない、木の実の銀杏。
秋に艶やかな紅葉で人々を楽しませた後、更に銀杏として美味しい副産物を生みだします。
イチョウの根元には、銀杏がたくさん。
ご近所さんは、見向きもしないようで、たくさん収穫しました。
銀杏は、栗と同様で食べるまでの下処理に手間がかかります。
でも、口の中に銀杏を入れると、銀杏ならではの味と食感が楽しめます。
銀杏の実が柔らかくなると、凄い異臭がするのですが
拾い集めるときに役立つのが、パンの袋です。
食パンの袋はポリ袋よりも臭いを通しにくい、ポリプロピレンという素材でできているらしく
移動の際に持ち歩いても、臭いを気にすることはありませんでした。
銀杏ごはんに舞茸を入れると、銀杏の味が更に引き出されて美味しかったです。
油漬けの銀杏は、お節の彩や茶碗蒸しにも使えそうです(^^)