過去に、小さなお葬式「てらくる」で僧侶派遣サービスを利用したので、その時の流れを見ていきます。
僧侶派遣サービス
菩提寺はないけれど、「法事はしたい」「出来れば自宅で行いたい」という方の参考になったら嬉しいです。
僧侶派遣サービス申し込み
- Step1確認すること
故人の命日・誕生日
戒名・俗名
宗派
何回忌の法事であるか
法事の希望日時・場所 - Step2電話で申し込み
小さなお葬式「てらくる」に電話
希望の宗派のお寺から電話連絡があるのを待つ - Step3近隣のお寺から連絡が来る
当日準備するもの(お供え膳・花)
木魚・りんの有無の確認
塔婆の有無の確認
法事の内容の確認
駐車場の有無の確認 - Step4法事当日
お坊さんを自宅にお迎えし読経をしてもらう
お茶を出し雑談
白い無地の封筒にお布施を入れておき渡す
お坊さんをお送りし修了
お布施は、料金通りでいいの?
お布施の袋は、「白い無地の封筒に指定の金額を入れてください」とのことでした。
ですので、その通りにしました。
本来なら、お車代などを別に包むのでしょうが
一切それはありません。
ただ、派遣されたお坊さんは遠方から来られ、雪の降る時だったので
箱菓子を1つ添えました。
菩提寺なしでもしっかり供養したい

墓はあるけれど檀家ではない
私の実家の墓は、市営の公営霊園にあります。
公営霊園というのは、行政で管理する霊園で宗派などは問いません。
区画面積で、年間の管理料が決められています。
私の父だけが眠る墓で、菩提寺がなく埋葬するときにお坊さんに来てもらったきりです。
(菩提寺とは、葬儀や法事のときにはお経をあげてくれるお寺のこと)
昭和初期生まれの母は、お坊さんに法事をお願いしたいと言います。
お坊さんの派遣サービスが、今のように普及していないときは
宗派のお寺に出かけ法事をしてもらいましたが、
檀家になることを勧められていました。
そんな母は、今年93歳。
お寺に出かけるのが、大変な年齢です。
核家族で減る檀家
このサービスを使って、来ていただいたお坊さんのお話ですが
実家の田舎でも、核家族化が進み墓を守る人がいなくなっているとのこと。
私には弟がいますが、現在の住まいはどちらも県外です。
このように、田舎でさえも墓を守る人がいなくなると言うのが現状です。
だからこそ、お坊さんの派遣サービスというサービスが出来たんでしょうね。
シニア世代の私たちなら「○○回忌の法事」となると
気になる世代ではないでしょうか。
いえいえ、母が望まなければ法事はしていないかもしれません。
このサービスを使ったときは、父の23回忌でした。(当時母89歳)
参列したのは、母と私の2人です。
法事って何回あるの?
私は、母に言われるまま○○回忌に参列しました。
法事って何回忌まであるのでしょう。
年忌法要の種類
引用元:ひとたび
- 一周忌(亡くなってから満1年)
- 三回忌(亡くなってから満2年)
- 七回忌(亡くなってから満6年)
- 十三回忌(亡くなってから満12年)
- 十七回忌(亡くなってから満16年)
- 二十三回忌(亡くなってから満22年)
- 二十七回忌(亡くなってから満26年)
- 三十三回忌(亡くなってから満32年)
- 三十七回忌(亡くなってから満36年)
- 四十三回忌(亡くなってから満42年)
- 四十七回忌(亡くなってから満46年)
- 五十回忌’(亡くなってから満49年)
- 百回忌(亡くなってから満99年)
「弔い上げ」といって全ての法要を終えるのは、33回忌が多いそうです。
菩提寺なしの法事 コラム

時代は、墓さえ持たないような風潮です。
私たち夫婦も、樹木葬かな?散骨にする?なんて話になっています。
故人に手を合わせる機会は、徐々に少なくなり
故人に対する感謝の気持ちが薄れていくような・・
そう思うのは私だけでしょうか。
それでも、母世代は
法事を果たすことによって安堵を感じています。
初めてお坊さんの手配をしたときは、
どんなものかわからず、ハラハラしました。
様々な葬儀に参列し、時には髪の長いお坊さんが
読経されているのを見たこともあります。
母が見たら仰天するだろうなぁと思いながらいましたが
来ていただいたお坊さんのいでたちは、一般のものでホッとしました。
自宅で行う、本当に小さな小さな法事です。
お坊さんの後ろで、小さな声でお経を読む母を見て
母がいるうちは、このサービスを使おうと思ったものです。
今年、実家の法事は父の27回忌。
私は参列できず、母と弟だけです。